世界的に有数の先染め織物産地(播州繊)の復活
株式会社片山商店は、約200年の伝統を誇る播州織物の産地で1913年に創業した老舗の織機機械商社。近年、安価な輸入製品により当該織物産地も打撃を受け、生産量が大幅に減少するなど産地経済は低迷。このため、産地の生き残りをかけ、高付加価値で輸入品との差別化が可能な「多品種小ロット生産システム」の開発が急務であった。
世界初「多品種小ロット織物生産システム」の技術開発
従来の織物製造現場では、経糸(たていと)の色柄が変わるとその柄ごとに経糸を準備する必要があり、消費者ニーズの多様化に合わせて「多品種小ロット生産」に対応するにはコストと時間がかかり、繊維産地の大きな課題となっていた。こうした現場ニーズを踏まえ、同社が中心となって、伸縮特性を持つ経糸を正確で均一な長さで巻き、1本の糸に色柄の違う9種類の糸を自動的につなぐことが可能な創造的で革新的な制御機器の開発に成功する。